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検査室の効率最適化のために

LDT 1

効率的なポートフォリオは、薬事未承認検査(LDT)を含め、どの検査室環境においても必須要素の一つです。迅速なターンアラウンドタイムは、特に希少疾患や病原性アウトブレイクの検査を行う場合には、効率的なラボ作業の特徴となります。

 

LDTは非常に意義のある方法で世界に影響をもたらしています。例えば、年間3億人が希少疾患に苦しんでいます。これは、多くの人が感染症の病原体や稀な遺伝性疾患と闘うためにLDTの革新に期待を寄せていることを表しています。この層の50%が小児であるという事実が考慮されると、利害関係はさらに大きくなります。つまり、たった1回の検査が人の生命に大きな変化をもたらし得ることを意味しています。

LDTにはスピードが必要であることは疑いもありませんが、精度も要求されます。症例数の多さによる障害は時としてどの検査室でも必ず起こるものですが、精度を維持しつつ、LDTを介して有益な作業を継続しながら、この症例数の多い検査量を管理する方法があります。

効率は、特に大規模なレファレンス検査室や公衆衛生検査室では、膨大な量のデータや材料があるため達成が困難かもしれません。このような場合、臨床検査の専門家がデータの大規模コホート完成に集中することは容易です。しかし、検査室のワークフローでは、効果は効率と同じくらい重要でなければなりません。そこで、検査室の設計や診断用医薬品の選択が、効率的かつ効果的なワークフローの実現に役立つ可能性があります。

LDTの効率性はどのようなものか

 

柔軟な検査室の設計は、臨床医や検査室職員へ大きな変化をもたらすことができます。診断におけるバイオサイエンスはここ数十年間で劇的に進歩しました。しかし多くの場合、科学の進歩に伴った適切な検査室の設計が進んでいません。考えてみてください。技術や建築の設計が進歩するにつれ、オフィスや病院は長い年月をかけ、それらの設備を新しいものへと変えてきました。なぜ検査室は同様のことをしないのでしょうか? 診断がライフサイエンスや公衆衛生にとっていかに貴重であるかを考慮すれば、検査室の設計を最新のものにすることは価値ある投資です。

研究室の設計に加えて、研究室内ではワークフローを改善することができる特定の日々の作業があります。これには、機器のメンテナンス、同僚とのクロストレーニング、校正の追跡、進捗状況の文書化などが含まれます。 

また、研究者は、緩衝液や試薬を準備し、時間を最大限に活用できるようワークフローを始める前にすぐに使用できるようにしておかなければなりません。

検査室を良い状態に保つ上でもう1つの優れたアイデアは、次の週に検査室に入った段階で、すべての試薬と緩衝液の残量が分かるよう、毎週製品の在庫を確認することです。臨床検査の専門家で、検査を開始してから検査のプロトコールに必須の検査用品が不足していることに気づきたいと思う人はいません。

検査室ノートや電子記録の更新は忘れがちですが、重要な手順を書き留めておくことは、トラブルシューティングが必要な問題が生じた際に大きな変化をもたらしてくれます。1日、1週間、そして1ヵ月で、現実的に実際遂行できる作業の実務リストを作成しておきましょう。ごく平凡な「やることリスト」のように見えるかもしれませんが、臨床検査の専門家がより効果的に時間を管理するのに大いに役立ちます。

ロシュがお客様のLDTニーズに最も効率的な選択肢である理由

 

ロシュの製品は多目的に使用でき、臨床医や検査室の職員はそれぞれの独自のニーズに基づいて診断検査を展開することができます。自動化ソリューションとは、実地時間が短いことを意味し、ミスの可能性を減らし、診断検査の合理化に役立つ可能性があります。

また、ロシュの製品は、複数の分子アプリケーションを同時に実行することでスループットを高めることができます。マルチプレックスな処理を通して、臨床検査の専門家は実行内にいくつかの病原体を同時に調べることができます。さらに臨床医は、ほぼすべての検体について、洗練されているものの簡便な核酸抽出プロセスを期待できます。ロシュの製品は柔軟性もあるため、臨床医や検査室の職員は、それらへの投資で、より多くのことを達成することができます。例えば、cobas z 480アナライザは、LDTおよびIVD用途の両方に使用することができます。これにより、小規模および大規模の検査室内でより多様な使用が可能になります。

大規模な検査室でも小規模な検査室でも、効率は、IVDとLDTの両方を実践する現代の臨床検査室の設計図を構成する主要な側面の一つです。

参考文献:

http://www.cdc.gov/ophss/csels/od/DOCS/LIU/LEI-Policy-Guide_April2014.pdf
http://www.cytodiagnostics.com/blog/?p=50
http://www.labnews.co.uk/features/effectiveness-is-not-the-same-as-efficiency/ http://www.benchfly.com/blog/increase-your-lab-efficiency-and-make-henry-ford-proud/
http://www.atlab.com/docs/Enhancing_Laboratory_Efficiency_through_Continuous_Quality_ Improvement_and_LIMS_Automation.pdf