コバス コネクションモジュール(CCM)

すべてを、一つのワークフローに統合
コバス コネクションモジュールは、検体検査の自動化を次のレベルへと導く、高速検体搬送システムです。検体前処理システム コバス p 512 / p 612や検体保管システム コバス p 501 / p 701と、遺伝子検査をはじめとする多分野の分析装置群をシームレスに連携させ、検査室全体のワークフローを最適化します。
検査室のデザインと運用に、さらなる効率性と自由度を。
従来の水平搬送に加え、CCM Verticalは検査室の上方の空間を利用した“垂直方向”の搬送ラインを構築します。これにより、確保したい動線の上方を搬送させるレイアウトや、フロアをまたいだ検体搬送も可能に。ワークエリアの分散化など、これまでにない柔軟な検査室のデザインが実現します。CCM Verticalは既存のシステムとも円滑に統合でき、水平搬送モジュールと同等の1時間あたり最大2,500検体という高い処理能力、品質、信頼性を維持します。
より速く、よりシンプルに、より効率的に
コバス コネクションモジュールは、検査室の業務プロセス全体を合理化・最適化するために生まれた統合型のオートメーションソリューションです。検体前処理システムや検体保管システムを繋ぐことで、ワークフローの自動化とシンプル化を促進します。また、クロスコンタミネーション防止の検証もクリアしており、高い精度が求められる臨床検査室や血液バンクにおいても、信頼性の高い運用を可能にします。

CCMに垂直搬送の機能が登場
検査室のデザインと運用を、さらに効果的なものにするための新しいアプローチをご紹介します。
コバス コネクションモジュールの一部であるCCM Verticalは、検査室の上方のスペースを利用した検体搬送を可能にします。これまで困難だった検体搬送ラインで遮断されていた通路の移動、異なる階への検体の搬送、異なる検査エリアへのソリューションの分散配置も実現でき、検査室のレイアウトの自由度が飛躍的に高まります。
また、CCM Verticalは既存のシステムともスムーズに連携し、水平搬送モジュールと全く同等の品質、信頼性、性能を維持したまま、1時間あたり最大2,500検体の高速搬送を実行します。
コバス バルクローダー インプット モジュール (BLIM): 投入口を一つに集約し、検体の架設を迅速・簡便に。
コバス BLIMは検体前処理システムと統合でき、遠心済み・未遠心を問わず、キャップを閉じたままの検体チューブのローディングを効率化します。緊急検体については、優先投入機能により、迅速な処理が可能です。さらに、コバス BLIMは気送管システムとの接続も可能で、検体が検査室に到着した瞬間からの完全自動化を実現します。
CCM Verticalによる効率性の再定義 - labors.atの導入事例
ウィーンの「labors.at」にて最高医療責任者を務めるベルンハルト・ミュール博士と、医用分析部門長のベティーナ・イェシュ氏が、CCM Verticalがいかにして検査室の業務効率を向上させたかを語ります。
検体の分配、保管、廃棄の自動化、そして省スペース設計が、各装置への移動時間を削減し、時間のかかる手作業をなくすことで、スタッフはより付加価値の高い業務に集中できるようになります。
ロシュの自動化ソリューションが、彼らの検査室の変革と成長をいかに支え続けているのか。ぜひ動画でご覧ください。
コバスはロシュの登録商標です