User Profile
Select your user profile
製品

エクルーシス試薬 β-CTx



特徴

  1. 測定時間18分の短時間測定
  2. 測定範囲0.01~6.00ng/mLとワイドレンジ
  3. 検体量50μLと微量で測定可能
  4. 専用機器による全自動non-RIA測定



概要

概要



測定原理

測定原理



再現性

同時再現性
日差再現性

参考資料・文献

  • 森良孝, 深川雅史:腎と透析 72(4):521-526, 2012



他法との相関

他法との相関

(自社データ)



実効感度

実効感度

参考資料・文献

  • 森良孝, 深川雅史:腎と透析 72(4):521-526, 2012



血清と血漿の相関

①EDTA血漿の対血清相関

(自社データ)

②ヘパリン血漿の対血清相関

(自社データ)



治療効果判定の指標

最小有意変化(変化率)=28.0%

最小有意変化は、骨代謝マーカー検討委員会で求めた日差変動の2倍より算出したMSC(Minimum Significant Change)値です。骨粗鬆症治療薬の投与前後で測定値を比較して、CTXがMSCを超えて変動した場合は、CTXが投薬の効果によって有意に変化したと判定されます。

参考資料・文献

  • 谷口正智:THE BONE, 24(4):27-35, 2010

臨床データ



骨密度との関連

β-CTxは現在および将来の骨密度と強い関連を示します。

  1. β-CTxと低骨密度
    閉経後女性152名のうち腰椎(あるいは大腿骨頸部)のTスコアが2.5未満だった低骨密度の18名を骨粗鬆症群と定義したとき、非骨粗鬆症群と比較して骨粗鬆症群が最も有意な高値傾向を示した骨代謝マーカーは血清β-CTxでした。
骨密度との関連

参考資料・文献

  • 一般社団法人 日本透析医学会:透析会誌 45(4):301-56, 2012
  1. β-CTxと将来の骨密度減少
    閉経後女性305名について各種骨代謝マーカーを測定、それぞれ閉経前女性で求めた基準値上限を超える症例を高回転群(ハイリスク群)としたとき、4年後の橈骨中央部の骨密度低下が高回転群で最も大きく、かつ低回転群と比較して最も有意に測定値が低下する傾向を示したのは血清β-CTxでした。
骨代謝マーカー

参考資料・文献

  • 堀内敏行、木野内喬:日本臨牀 53(4):30-6, 1995



骨吸収抑制薬投与後の治療経過観察

血清β-CTxは静注イバンドロネートによる骨吸収抑制効果を反映して、投与後早期から大幅な低下を示します。

  1. 投与開始後12カ月間の変化率
    55~80歳の閉経後骨粗鬆症女性に静注イバンドロネート(2mg/2カ月)を投与する海外第Ⅲ相試験DIVA studyで、血清β-CTxは投与後早期から大きく低下したと報告されています。
骨吸収抑制薬投与後の治療経過観察
  1. 初回投与後28日間の変化率
    50~70歳の閉経後女性25名に静注イバンドロネート1mgを初回投与したとき、血清β-CTxは3日目に-70%、7日目には-81%まで速やかに低下したと報告されています。
骨吸収抑制薬投与後の治療経過観察

参考資料・文献

  • Lopez MF, Rezai T, Sarracino DA, et al.:Clin Chem, 56(2):281-90, 2010
  • Slatopolsky E, Finch J, Clay P, et al.:Kidney Int 58(2):753-61, 2000