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エクルーシス®試薬 E2Ⅳ

エストロゲンは第二次成長を促す重要な女性ホルモンの総称です。生体内に存在する天然のエストロゲンは、主にエストロン(E1)、エストラジオール(E2)、エストリオール(E3)で、この内、最も生理活性が高いものがE2で、分子量272のステロイドホルモンです。

エストロゲンの作用は実に多様で、子宮、乳腺などへの性器作用とともに、脂質代謝、骨代謝、糖代謝、血管機能などの性器外作用を有します。生殖系の疾患とともに、更年期障害のモニタリングには重要な項目になります。



特徴

  1. コバス e 411、コバス6000、コバス8000専用試薬
  2. 18分の短時間反応
  3. 広範囲を精度良く測定(測定範囲:5~3000pg/mL)
  4. ID-GC/MS法に準拠した値付け
  5. 調整不要の試薬
  6. ディレイド・バックタイトレーション法による測定



測定試料

  • 測定試料:血清または血漿(EDTA、ヘパリン)
  • 測定試料の安定性:2~8℃で2日間、-20℃で6ヶ月安定
  • 測定試料量(サンプリング量):25μL



試薬の安定性

  • 未使用時:2~8℃で使用期限まで安定
  • 開封後:2~8℃で12週間安定(使用してからの安定性)
  • 機械上:8週間安定



再現性

同時再現性、日差再現性とも良好な結果が得られています。

同時再現性
日差再現性

(松崎利也他、医学と薬学72(5):931-941,2015)



ID-GC/MS法との互換性

ID-GC/MS法との良好な互換性を確認しております。

ID-GC/MSとの相関



他法との相関性

エクルーシス試薬 E2ⅣとCLEIA法との相関を示します。

CLIA法との相関(全体)
CLIA法との相関(5-600pg/mL)



基準値

基準値

(松崎利也他、医学と薬学72(5):931-941,2015)