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エクルーシス®試薬 プロゲステロンⅢ

プロゲステロンは主として卵巣の黄体、胎盤から分泌される分子量314のステロイドホルモンで、エストロゲンとの協同作用により子宮内膜の分泌作用を促進し、受精卵の着床を容易にしたり、妊娠時における妊娠の維持といった働きがあります。

そのため、血中プロゲステロンの測定は、特に卵巣及び胎盤機能を把握するための指標として重要とされています。



特徴

  1. コバス e 411、コバス6000、コバス8000専用試薬
  2. 18分の短時間反応
  3. 広範囲を精度良く測定(測定範囲:0.05~60.0ng/mL)
  4. ID-GC/MS法に準拠した値付け
  5. 調整不要の試薬
  6. ディレイド競合法による測定



測定試料

  • 測定試料:血清または血漿(ヘパリン、EDTA)
  • 測定試料の安定性:2~8℃で5日間、-20℃で6ヶ月安定
  • 測定試料量(サンプリング量):20μL



試薬の安定性

  • 未使用時:2~8℃で使用期限まで安定
  • 開封後:2~8℃で12週間安定(使用してからの安定性)
  • 機械上:8週間安定



再現性

同時再現性、日差再現性とも良好な結果が得られています。

同時再現性
日差再現性

(松崎利也他、 医学と薬学Vol.73 No.3 323-333, 2016)



ID-GC/MS法との互換性

ID-GC/MS法との良好な互換性を確認しております。

ID-GC/MSとの相関



他法との相関性

エクルーシス試薬プロゲステロンⅢとCLIA法との相関を示します。

相関(全体)
相関(0.05~3.0ng/mL)

(松崎利也他、 医学と薬学Vol.73 No.3 323-333, 2016)



基準値

基準値

(松崎利也他、 医学と薬学Vol.73 No.3 323-333, 2016)