製品
エクルーシス試薬 Anti-HBc IgM
IgM型HBc抗体は、ヒトB型肝炎ウイルスの本体であるDane粒子の芯（コア）に対するIgM型の抗体です。IgM型HBc抗体の検出は、HBc抗原に対する抗体の１つで、HBV感染初期に出現する抗体であるため、HBs抗原の検出できないB型急性肝炎およびHBVの一過性感染と持続性感染の鑑別に有用とされています。
特徴
- コバス e 411、e 601、e 602、e 801 専用試薬です。
- 液相中での効率的な免疫反応により18分の短時間測定を可能にしました。
- 電気化学発光（ECLIA）により少量検体測定を実現しました。
- 抗ヒトFdγヒツジ抗体を添加することで、効率的にIgM型 HBc抗体のみを検出します。
効能・効果
血清または血漿中のIgM-HBc抗体の検出
測定試料
- 測定試料： 血清または血漿
- 測定試料量：e 411、e 601、e 602 : 10μL e 801 : 6μL
結果の判定
- COI 1.0未満： 陰性
- COI 1.0以上： 陽性
試薬構成
- MP液（M）
- ストレプトアビジンコーティング磁性マイクロパーティクル
- 試液１（R1）
- 抗ヒトFdγヒツジ抗体（Anti-HBc IgM前処理液）
- 試液2（R2）
- ビオチン化抗ヒトIgMマウスモノクローナル抗体
- ルテニウム標識HBｃ抗原（E.coli由来遺伝子組換え蛋白）
- Cal1
- IgM型HBc抗体 陰性ヒト血清
- Cal2
- IgM型HBc抗体 陽性ヒト血清
測定原理（μ-キャプチャー法）
基礎データ
（製造元データ）
（自社データ）
Anti-HBc IgMの動態
