HIV感染者数が増加傾向にある状況下において、初期感染者を出来る限り早い時点で検出することは極めて重要なことです。このような背景の下、抗HIV抗体のみならず、HIV抗原の両方を検出対象とした第4世代試薬が開発されました。2008年、日本エイズ学会と日本臨床検査医学会が共同で発表した「診療におけるHIV-1/2感染症スクリーニングガイドライン2008」でも、HIV-1/2抗体とHIV抗原の同時検出試薬(第4世代試薬)の使用が推奨されています。
血清又は血漿中の抗HIV-1抗体、抗HIV-2抗体及びHIV-1 p24抗原の検出(ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症の診断の補助)