製品
エクルーシス試薬 Anti-TP
梅毒の血清学的検査にはSTS法(リン脂質を抗原とする方法)とTP法(TP抗原を用いる方法)があります。本試薬はTPのIgG抗体とIgM抗体を高感度かつ高特異度に検出するTP法の試薬であり、感染初期より有用な検査です。
特徴
- コバス e 411、e 601、e 602、e 801専用試薬です。
- 液相中の効率的な反応により全自動かつ18分の短時間測定を可能にしました。
- 10μLの微量検体測定を可能にしました。
- 抗梅毒トレポネーマ・パリーダム抗体(抗TP抗体) IgM及びIgGともに広く検出することで、あらゆる病期の測定に対応します。
使用目的
血清又は血漿中の抗梅毒トリポネーマ・パリーダム抗体(抗TP抗体)の検出(梅毒トリポネーマ・パリーダム感染の診断の補助等)
測定試料
- 測定試料: 血清又は血漿
- 測定試料量: e 411、e 601、e 602:10μL e 801:6μL
結果の判定
- COI 1.0未満: 陰性
- COI 1.0以上: 陽性
試薬構成
- MP液(M)
- ストレプトアビジンコーティング磁性マイクロパーティクル
- 試液1(R1)
- ビオチン化遺伝子組換えTP抗原
- 試液2(R2)
- ルテニウム標識遺伝子組換えTP抗原
- キャリブレータ(Cal1)
- キャリブレータ(Cal2)
測定原理(サンドイッチ法)
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基礎データ
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(増戸梨恵ほか,医学と薬学72(5):919-929,2015一部改変)
臨床的感度
高い臨床的感度を有します
梅毒トレポネーマ・パリーダムに感染の疑いがある患者検体を用いた感度評価において、100%の臨床的感度を示しました。
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(Clinical and Vaccine Immunology 22:17−26.2015)