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コバス EGFR 変異検出キットv2.0で、セルフリーDNA抽出用採血管の使用が可能に

セルフリーDNA抽出用採血管
リキッドバイオプシーにより、NSCLC患者の遺伝子検査の機会を拡大

コバス EGFR 変異検出キットv2.0の血漿検体からのアッセイに使用する検体の採取に、標準的なK2EDTA採血管に加えてロシュのセルフリーDNA抽出用採血管が利用可能となりました。この採血管により血漿分離前の採取血液の輸送や保管がより柔軟になるため、遺伝子検査が必要な非小細胞肺癌(NSCLC)患者に対するEGFRアッセイの実施において有用です。

 

進行性NSCLC患者の最大30%は、遺伝子解析に利用できる十分な量の組織検体が得られず1、約15~18%で生検組織診断に伴う合併症が認められています2コバス EGFR 変異検出キットv2.0を用いた血漿検査は、全身状態が悪く生検組織診断を実施できない患者に対する、臨床的に妥当性が検証された侵襲性の低い検査法です。

参考文献
 
  1. Spicer J, et al ERCC 2015 Poster LBA2_PR 17 April 2015
  2. Weiner RS et al, Ann Intern Med 2011
採血管

ロシュセルフリーDNA抽出用採血管

血液検体の採取、安定化及び輸送に

採血管

コバス EGFR 変異検出キットv2.0

癌組織または血漿から抽出したゲノムDNA中のEGFR遺伝子変異を検出することによる、非小細胞肺癌患者への分子標的薬の適応の判定の補助に

cobas 及び コバスはロシュの登録商標です