コバス EGFR 変異検出キットv2.0の血漿検体からのアッセイに使用する検体の採取に、標準的なK2EDTA採血管に加えてロシュのセルフリーDNA抽出用採血管が利用可能となりました。この採血管により血漿分離前の採取血液の輸送や保管がより柔軟になるため、遺伝子検査が必要な非小細胞肺癌(NSCLC)患者に対するEGFRアッセイの実施において有用です。
進行性NSCLC患者の最大30%は、遺伝子解析に利用できる十分な量の組織検体が得られず1、約15~18%で生検組織診断に伴う合併症が認められています2。コバス EGFR 変異検出キットv2.0を用いた血漿検査は、全身状態が悪く生検組織診断を実施できない患者に対する、臨床的に妥当性が検証された侵襲性の低い検査法です。