AVENIO NGSオンコロジーアッセイ

概説

研究用の次世代シークエンシング(NGS)アッセイキットであるAVENIO NGSオンコロジーアッセイは、血漿中のきわめて低頻度のctDNA(血中循環腫瘍DNA (circulating tumor DNA))の検出や、ホルマリン固定パラフィン包埋(FFPE)組織検体の遺伝子変異の正確かつ信頼性の高い解析を可能にするソリューションです。DNA抽出、インプットサンプルのQC(組織用)、ライブラリ調製、ターゲット濃縮などの試薬キットと、頑健なバイオインフォマティクスパイプラインの二次解析(変異コール)及びレポートソフトウェアの解析システムの両方で構成されたエンドツーエンドのアッセイシステムであることから、腫瘍ゲノムプロファイリング、サーベイランスとモニタリングなどの様々な臨床研究をご自身のラボで実施いただけます。

AVENIO NGSオンコロジーアッセイの主な利点
  • 組織と血漿の検体の切り替えを柔軟に行うことで、標的プロファイリングや拡張プロファイリングからサーベイランスとモニタリングまで、各種の研究用途に対応。
  • 組織とctDNAパネルが相互に対応している(同一遺伝子、同一遺伝子領域、同じハイブリダイゼーションキャプチャーワークフロー)ため、真のコンコーダンスを評価。
  • 4種類の変異クラス[SNV、挿入/欠失(InDel)、融合遺伝子、CNV]すべてを単一のDNAワークフローで検出。
  • 効率的なエンドツーエンドの研究ワークフローにより、抽出から解析・結果報告まで5日間で実施。
  • 試薬、直感的な分析、報告を含む統合されたソリューションにより、高性能なNGSを用いたオンコロジー研究を容易に導入。
4種の変異クラスに関する図
使用例(研究)

AVENIOキットには、疾患進行過程に応じた臨床がん研究のためのバイオマーカー遺伝子パネルが含まれています。

avenioキット選択ガイド

参考文献

  1. National Comprehensive Cancer Network アクセス日:2023年8月2日

抽出から報告まで5日間のエンドツーエンドの研究ワークフロー

NGSオンコロジーアッセイ

研究用。診断には使用しないでください。