参考文献
2014年から2015年に東京女子医科大学病院に通院または入院中の腎移植患者58例を対象とし、移植手術前,術後観察期およびCMV感染症治療中にAG法による検査が行われた際に採取された血液検体863検体を用いて検討が実施されました。
PCR法がAG法と比較し早期にウイルスを検出した症例は32.8%(19/58)、持続的なウイルスの検出が認められた症例は56.9%(33/58)でした。
AG法がPCR法と比較し早期にウイルスを検出した症例は5.1%(3/58)でしたが前後の検体に連続的なウイルス検出を認めませんでした。
これらのことから、リアルタイムPCR法はAG法よりも早期にウイルスを検出できる傾向があり、より早期の治療介入が可能になることが期待されました。
経時的は変動は両方おおむね同様の動向を示しました。