コバス DPX

パルボウイルスB19およびHAVの二重検査
献血中のパルボウイルスB19およびHAVの検出のためのコバス DPXアッセイの画像

B19V DNAの精密な定量法と
HAV RNAに対する高い感度

 

コバスDPX試薬は、コバス 6800と8800システム用の、パルボウイルスB19(B19V)およびA型肝炎ウイルス(HAV)に対するマルチダイ二重リアルタイムPCR検査です。

デュアルターゲット法でより完全なカバー

 

通常、呼吸経路で感染するパルボウイルスB19は、血漿製品および赤血球輸血によっても感染することが知られています1,2。反対に、HAVでは輸血関連感染はまれですが、起こる可能性があります。血液バンクはHAVの存在について提供血液を検査しないことがよくあり、その代わり肝炎の履歴があるドナーを除外するのにドナーの病歴に頼っています3

 

コバスDPX試薬はこの潜在的ギャップに対処し、真に包括的なドナースクリーニングのための信頼できるオプションを血液スクリーニングセンターに提供します。

血液検体をトレイに装填している臨床検査技師の画像

最も一般的なジェノタイプをカバーした信頼できるスクリーニング

 

· B19Vジェノタイプ1、2、3型およびA型肝炎ジェノタイプI、II、III型を検出

· パルボウイルスB19の7ログの濃度に渡る広いリニアダイナミックレンジ

· プール分解を適切に促すため、プールサイズに基づいてB19V力価限度が調整可能

· B19Vの定量結果を提供するためにWHOトレーサブル国際標準を利用

 

ドナースクリーニングに利便性とコントロールをもたらします

 

· 解凍、注入または混合を必要としないすぐに使える試薬

· 安定化リアルタイムPCR試薬はキャリブレーションを必要としません

· 全プロセス内部標準は結果の整合性の確保に役立ちます

· コバス DPXコントロールキットで、結果の計算に影響しない真の外部陽性コントロールを提供します

· コバス 6800/8800システム上でその他のアッセイと同時に実行できます

cobas® 8800システムでワークフローを自動化している臨床検査技師

ドナースクリーニング

臨床検査の個別自動化

あらゆるサイズの検査室に対する自動化ソリューションで、業務を簡素化し、手作業を減らし、効率と品質の両方を高めます。

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用途

用途

参考文献:

  1. Blümel J, Burger R, Drosten C, et al. Parvovirus B19 - Revised. Transfus Med Hemother. 2010;37:339-350.
  2. Molenaar-deBacker MW, Lukashov VV, vanBinnendijk RS, Boot HJ, Zaaijer HL. Global co-existence of two evolutionary lineages of parvovirus B19 1a, different in genome-wide synonymous positions. PLoS One. 2012;7:e43206.
  3. Servant A, Laperche S, Lallemand F, et al. Genetic diversity within human erythroviruses: identification of three genotypes. J Virol. 2002;76:9124-9134.

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